文書番号 KROWN-56903
最終更新日 2008-07-16 公開区分 契約顧客のみ 文書タイプ BULLETIN
製品名(バージョン)[コンポーネント] Oracle Server - Enterprise Edition (10.1.0.2 - 10.1.0.5) [RDBMS]
Oracle Server - Enterprise Edition (9.2.0.1 - 9.2.0.8) [RDBMS]
Oracle Server - Enterprise Edition (10.2.0.1 - 10.2.0.3) [RDBMS]
Oracle Server - Enterprise Edition (8.1.7.0 - 8.1.7.4) [RDBMS]
Oracle Server - Enterprise Edition (11.1.0 - 11.1.0) [RDBMS]
プラットフォーム(バージョン) すべてのプラットフォーム ( - )
関連文書 49298 50903 87541 58280 54775 127466
概要 オラクルサーバーの異なるバージョンの間の互換性サポートに関して
内容:
1.はじめに
このドキュメントは異なるバージョンのオラクル・クライアントとサーバーを相互運用
する際のサポート・ポリシーをまとめたものです。これにはデータベースリンクを介した
接続も含みます。
オラクル製品の各々のリリースに関するサポート状況につきましては、OiSCにて、
「製品ライフサイクル」から「サービス・レベル・アナウンス」を確認ください。
2.一般的なポリシー
オラクルの一般的なポリシーは、新規リリース毎に旧リリースとの互換性を以下のよう
に検証しサポートすることにあります。
2.1 新バージョンのクライアントと旧バージョンのサーバー間の検証は、新バージョンが出
荷された時点で旧サーバー・バージョンが不具合修正が可能な「Premier Support (以前は
'Primary Error Correction support')」で網羅されるものについて実施します。
2.2 旧バージョンのクライアントと新バージョンのサーバー間の検証は、新バージョンが出
荷された時点で旧バージョンが「Premier Support (以前は'Primary Error Correction
support')」で網羅されるか、あるいは「Extended Support(以前は、'Extended
Maintenance support')」開始後2年以内のものについて実施します。
2.3 新規バージョンと「Premier Support」や「Extended Support」以外のバージョン間の
検証は、オラクルがこれらの組み合わせが実務上有効であると想定した場合に実施される
ことがあります。
3.現在の互換性に関するサポート状況 (2008年7月)
以下のマトリクスはサポートされるクライアントとサーバーの組み合わせを要約するも
のです。
バージョン間の互換性に関する新たな問題は、問題が報告された時点で有効なサポート
契約が双方のバージョンに適用できる場合に、そのサポート・レベルに応じて調査されます。
例) リリース9.2のクライアントからリリース10.2のサーバーへ接続した際に発生する
問題に対してオラクルへ調査を要望される場合、リリース9.2のクライアントの
ために「Extended Support(ES)」の契約が必要となります。
+---------------------------------------------------------------------------------------+
| Server Version |
+----------------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
| Client Version |11.1.0 |10.2.0 |10.1.0 | 9.2.0 | 9.0.1 | 8.1.7 | 8.1.6 | 8.1.5 | 8.0.6 | 8.0.5 | 7.3.4 |
+----------------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
| 11.1.0 | Yes | Yes #6| Yes #6| ES #5| No | No | No #3 | No #3 | No #3 | No #3 | No #3 |
| 10.2.0 | Yes #6| Yes | Yes | ES #5| No | Was | No #3 | No #3 | No #3 | No #3 | No #3 |
| 10.1.0(#4) | Yes #6| Yes | Yes | ES | Was | Was #2| No #3 | No #3 | No #3 | No #3 | No #3 |
| 9.2.0 | ES #5| ES #5| ES | ES | Was | Was | No | No | Was | No | No #1 |
| 9.0.1 | No | No | Was | Was | Was | Was | Was | No | Was | No | Was |
| 8.1.7 | No | Was | Was | Was | Was | Was | Was | Was | Was | Was | Was |
| 8.1.6 | No | No | No | No | Was | Was | Was | Was | Was | Was | Was |
| 8.1.5 | No | No | No | No | No | Was | Was | Was | Was | Was | Was |
| 8.0.6 | No | No | No | Was | Was | Was | Was | Was | Was | Was | Was |
| 8.0.5 | No | No | No | No | No | Was | Was | Was | Was | Was | Was |
| 7.3.4 | No | No | No | Was | Was | Was | Was | Was | Was | Was | Was |
+----------------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
表3-1. サーバー-クライアントの組み合わせ
キー
+------+-----------------------------------------------------------------------+
| Yes |サポートされます |
+------+-----------------------------------------------------------------------+
| ES |サポートされます。但し、Extended Support (ES)契約を有する場合のみ |
| |不具合の修正が可能になります。 |
+------+-----------------------------------------------------------------------+
| Was |以前、この組み合わせはサポートされておりました。現在は、Premier Support|
| |または Extended Maintenance Support(EMS) が終了したため、不具合の修正 |
| |は行われません。 |
+------+-----------------------------------------------------------------------+
| No |未検証 #7 |
+------+-----------------------------------------------------------------------+
表3-2. サポート・レベル
注釈 #1 は以下のKROWNを参照ください。
KROWN:49298
「Oracle 9.2 から Oracle 7 への接続について」
KROWN:50903
「Oracle7 と Oracle9i R9.2.0 環境でのレプリケーション構築について」
注釈 #2
バージョン10.1.0.2クライアント・ソフトウェアからバージョン8.1.7.3 以前
(8.1.7.3 - 8.1.7.0)のデータベース・サーバーへ接続を試行した場合、エラー
ORA-3134が誤って報告されます。
- エラー ORA-3134
ORA-3134: Connections to this server version are no longer supported
(KROWN:87541を参照ください)
注釈 #3
該当の組み合わせの場合、クライアントからデータベースへ接続が試行された場合、
ORA-3134が正しく報告されます。
注釈 #4
バージョン10gクライアント・ソフトウェアからバージョン8iもしくは9iのデータベース
へ接続を行う場合、データベースのキャラクターセットがEBCDICで構成され、
なおかつクライアントのキャラクターセットがASCIIの場合 ORA-1017 が発生します。
(Note:3564573.8、PSR(10.1.0.3)及びリリース 10.2.0.1 で修正)
注釈 #5
バージョン10.2以上とバージョン9.2との間で接続する場合、バージョン9.2には
PSR 9.2.0.4 (パッチセット・リリース 9.2.0.4)以上の適用が必要です。
PSR9.2.0.3以下(9.2.0.1-9.2.0.3)のバージョンとバージョン10.2以上との接続は
サポートされません。
注釈 #6
バージョン11.1以上とバージョン10.1 / 10.2との間で接続する場合、これらの
バージョン間で、PLSQLを使用するためにはそれぞれ、10.1.0.5 / 10.2.0.2 以上
を使用しなければなりません。
注釈 #7 は以下の説明をお読みください
この組み合わせでの動作検証は行っておりません。また、今後もその予定はありませ
ん。「2. 一般的なポリシー」を参照ください。
3-1.上記マトリクスの補足
(1)異なるバージョン間でデータベースリンクを使用する場合は、双方からの接続が表3-1
で双方ともにサポートされなければなりません(「Yes」または「Was」となっていなけ
ればなりません)。
例) Q1.バージョン9.2とバージョン7.3.4との間でデータベース・リンクを作成できま
すか?
A1.バージョン9.2からバージョン7.3.4への接続がサポートされないために、この
バージョン間でのデータベース・リンクはサポートされません。
(2)表3-1で「No」と記述された組み合わせの中には、一見して正常に動作しているように
見受けられるものも含まれます。しかし、検証か行われていない組み合わせによる特
定の操作でエラーや問題が発生した場合には、その問題の調査及びその解決ができな
い恐れがあります。表3-1.で「Yes」または「Was」と記述される組み合わの使用を検討
してください。
(3)新バージョンのデータベース・サーバーが旧バージョンの OCI(Oracle Call Interface)
の特定のファンクションに関しては互換性があるため、データベースをアップグレー
ドする際に、必ずしもクライアント・ソフトウェアをアップグレードする必要はない
かもしれません。しかしながら、クライアント・ソフトウェアのアップグレードを行
わない場合、新バージョンで追加されたいくつかの新しい機能は使用できません。
例えばバージョン7.3.4のクライアントは Oracle8i データベースに接続することは可
能ですが、(バージョン8から導入された)透過的アプリケーション・フェイルオーバ
ーのような新機能の利点を生かすことができません。
(4)オラクル・アプリケーションや一部の他のオラクル製品では 表3-1 でリストされてい
ない組み合わせをサポートしていることがあります。
* オラクル・アプリケーション関連製品を利用中でORACLE Serverやその他のクライア
ント製品との並行使用について確認等を要する場合は、カスタマサポートセンターへ
問い合わせください。
その際には、利用中または使用を検討中の製品リスト(バージョン情報を含む)を準備
してください。
(5)表3-1のマトリクスは、個別にデサポートの通知(News Letter等で通知される
「サービスレベル情報」)が行われる場合を除いて、異なったプラットフォーム間(異なるOS)や
異なるビット数(32/64ビット)に跨るクライアント/サーバー間へも同様に適用されます。
(6)Unix BEQUEATH (BEQ) による接続は、異なるバージョン間ではサポートされません。
例えば、バージョン9.2のクライアントから、BEQ protocol adapter を介して、
バージョン10.0.1のサーバーへ接続することは、上記「表3-1. サーバー-クライアントの
組み合わせ」に関係なく、サポートされません。
4.補足
本文書内で使用される用語につきましては、弊社ホームページの「テクニカル・サポー
ト・ポリシー」のページを確認してください。(http://www.oracle.com/lang/jp/support/policies.html)
本文書内で使用いたします以下の用語が説明されております。
- Premier Support
- Extended Support
- Extended Maintenance Support
- サポート・サービス・レベル
5.原典
KROWN:56903は Metalink.oracle.com からドキュメントID 207303.1で提供されている資料
「Interoperability Support Between Different Oracle Versions」(2007年8月17日版)を
基に構成しております。
一部資料の参照先が原文から変更になっておりますのでご了承ください。
(参照するためには別途 Oracle Metalink のアカウントが必要です。)
6.参照情報
- 製品ライフサイクル
OiSC(http://support.oracle.co.jp/)の「製品ライフサイクル」より、現在の各々の
リリース・バージョンに対するサポート・レベルを確認いただけます。
- News Letter
「サービスレベル情報」で最新の情報をメールで配信しています。
また、過去のNews Letterは、OiSC(http://support.oracle.co.jp/)の「News Letter」より
確認してください。
- KROWN:54775
「データベースおよびアプリケーション・サーバーに関する不具合修正のポリシー」
製品不具合が確認された場合にどのような基準で修正作業が行われるかを確認いた
だけます。
- KROWN:58280
「JDBC DriverとJDK,及びORACLEデータベースの構成に関して」
JDBCクライアントはKROWN:56903(本件)に記述される構成を含めて、KROWN:58280の構
成を確認する必要があります。
* KROWN:58280は本KROWNより優先します。
- KROWN:56934 「KROWN:56903 と 9iAS,OAS の関係について」
7.Q&A
Q1.ODBC Driver R9.2.0.3.xに添付のリリース・ノートではサーバー・ソフトウェア要件
として、Oracle8 R8.0.6 以上の記述がりますが、これは誤りですか。
A1.原文 Interoperability Support Between Different Oracle Versions (ドキュメン
トID:207303.1)の弊社内での承知に問題がありました。
今後、提供が行われる製品に関しましては情報が更新される予定です。
その他、バージョンが記載されました製品に関しましては随時更新を予定しており
ます。
Q2.製品添付のリリース・ノートとKROWN:56903との間で相違がある場合は、どのように
解釈されますか。
A2.KROWN:56903を優先します。
製品添付のリリース・ノートは記載が変更される予定です。
KROWN:56903の表3-1を確認していただきます。
オラクル・アプリケーションに関しましては、上記3-1 (4)を確認ください。
Q3.表3-1で「No」と記載された組み合わせを使用している場合にはどのように対処すべ
きですか。
A3.現状使用されていて動作上問題がない場合は、表3-1で「Yes」と示されている組み
合わせへのソフトウェアの更新を検討してください。
上記、「3-1.上記マトリクスの補足」の項番(2)、(3)で述べましたように、表3-1
で「No」と記述された組み合わせでも動作上は問題が確認されない場合があります。
しかしながらこの場合、その後に万が一にも新たな問題(不具合)に遭遇された場合、
利用中のバージョンでの対応ができず、バージョンアップを含めた対応をお願いす
ることになります。
速やかに表3-1で「Yes」「EMS」または「Was」となっている組み合わせへのバージ
ョンアップを検討してください。
*「Yes」と「Was」ではサポート・レベル(サポートされる内容)が異なります。
新たな修正モジュールの提供も視野に入れる場合、「Yes」を前提に検討願います。
Q.4 - A.4 は欠番となりました。
2008年2月1日までに、 日本オラクルのホームページの統合作業により、当該の情報は
Metalink から確認ください。(Metalink アカウントが必要です)
システム要件の確認方法については KROWN:127466 を参照してください。
- KROWN:127466 MetaLink]動作保証(システム要件)の確認方法について
8.更新履歴
2008/07/16 表3-1 の補足(ES)を変更
2008/07/03 表3-1 を更新 (R9.2関連を更新)
2008/03/06 日本オラクルホームページURLを変更
システム要件のURLを変更
2008/02/04 7.Q&A Q4-A4 を欠番とします
2007/12/05 「注釈 #5」を修正
2007/11/19 誤字訂正
2007/08/30 セクション3を更新
2007/08/13 セクション3、4を更新
2007/01/11 原典(Note:207303.1)の更新情報を反映
R8.1.7 EMSに関する情報を更新等
テクニカル・サポート・ポリシーに準じて、用語を統一
2006/12/14 本文書のヘッダー要件/製品(バージョン)を更新
2006/09/15 本文書のヘッダー要件/製品(バージョン)を更新
文書タイプ及び重要度を更新
2005/11/01 表3-1 の一部情報を更新
2005/09/07 リリース 10.2 に関する情報を更新
2005/03/09 「3.現在の互換性に関するサポート状況」を更新
2004/09/14 PSR10.1.0.3 に関する記述を修正
2004/08/30 本文書を公開
キーワード:
OLDER VERSIONS BOTH INTEROPERABILITY BETWEEN SUPPORT DIFFERENT NEW





