Wait Events

待機イベントビュー

  • V$SESSION_WAITは、セッションが現在待機中または待機を完了した直後のイベントを表示します。
  • V$SYSTEM_EVENTは、すべてのセッションがV$SESSION_WAITビューに表示されているイベントを待機した合計回数を表示します。
  • V$SESSION_EVENTは、V$SYSTEM_EVENTと似ていますが、各セッションについての待機をすべて表示します

待機イベントクラス

各待機イベントは待機イベントのクラスに属しています。次のリストでは、各待機クラスについて説明します。

Administrative ユーザーが待機する原因となるDBAコマンドによる待機(たとえば、索引再作成)
Application ユーザーのアプリケーション・コードによる待機(たとえば、行レベル・ロックまたは明示的ロック・コマンドが原因のロック待機)
Cluster Real Application Clustersリソースに関連する待機(たとえば、gc cr block busyなどのグローバル・キャッシュ・リソース)
Commit 1つの待機イベントのみで構成される待機クラス: コミット後のREDOログ書込み確認用待機(log file sync)
Concurrency 内部データベース・リソースの待機(たとえば、ラッチ)
Configuration データベースの構成またはインスタンスのリソースが十分でないことによる待機(たとえば、ログ・ファイル・サイズ、共有プール・サイズなどが小さい)
Idle セッションがアクティブでない、すなわち作業(SQL*Net message from clientなど)の待機中であることを示す待機
Network ネットワーク・メッセージ(SQL*Net more data to dblinkなど)に関連する待機
Other 通常、システムでは発生しない待機(たとえば、wait for EMON to spawn)
Scheduler リソース・マネージャに関連する待機(たとえば、resmgr: become active)
System I/O バックグラウンド・プロセスIOの待機(たとえば、db file parallel writeのDBWR待機)
User I/O ユーザーIOの待機(たとえば、db file sequential read)

ザーが指定した時間。パラメータtimeoutで示されます。

パラメータ 説明

from_process
セッションが待機しているバックグラウンド・プロセス。セッションが送信したIPCメッセージに対する応答を待機しています。

timeout
このプロセスが応答を待機する時間(秒)。

read by other session

セッションが、別のセッションによって現在バッファ・キャッシュに読み込まれているバッファをリクエストする場合に発生します。リリース10.1より前は、このイベントの待機は、buffer busy waitイベントのバッファ待機の他の理由に分類されていました。

待機時間: 他のセッションが読み込むバッファの待機時間(マイクロ秒)

パラメータ 説明

file#
「file#」を参照。

block#
「block#」を参照。

class#
「class」を参照。

recovery read

パラレル・リカバリ・スレーブ(またはシリアル・リカバリ・プロセス)は、データ・ブロックのバッチ読取りが完了するのを待機しています。

待機時間: 物理的I/O(読取り)の完了に必要な時間

パラメータ: なし
resmgr: become active

セッションは、リソース・マネージャのアクティブ・セッション・スロットを待機しています。このイベントは、リソース・マネージャが使用可能で、かつセッションのカレント・コンシューマ・グループのアクティブ・セッション数が、そのコンシューマ・グループのカレント・リソース・プランのアクティブ・セッションの制限値を超える場合に発生します。この待機イベントの発生を低減するには、セッションのカレント・コンシューマ・グループのアクティブ・セッションの制限値を増やします。

待機時間: アクティブ・セッション・スロットに割り当てられたセッション待機時間

パラメータ 説明

location
待機位置

resmgr: cpu quantum

セッションは、CPU数を割り当てるために待機しています。このイベントは、リソース・マネージャが使用可能で、CPU消費量を抑えている場合に発生します。この待機イベントの発生を減らすには、セッションのカレント・コンシューマ・グループに割り当てるCPUを増やします。

待機時間: CPU割当てを確保するために待機したセッション時間

パラメータ 説明

location
待機位置

rolling migration: cluster quisce

クラスタがローリング移行を開始しようとしているときにインスタンスが待機する待機イベントです。ローリング移行を許可する前に、インスタンスは、ローリング移行の実行をブロックする権限がある操作を待機しています。

待機時間: 1秒

パラメータ 説明

location
ローリング・アップグレード/ダウングレードが開始できるように、権限が与えられた動作の終了を待っている場合、値は1となります。クラスタのすべてのノードでローリング・アップグレード/ダウングレードの終了を待っている場合、値は2となります。

waits
カレント位置で待機に使用される秒数。

row cache lock

セッションはデータ・ディクショナリ・ロックの取得を試行しています。

待機時間: 最大60秒

パラメータ 説明

cache id
V$ROWCACHEビューのCACHE#列値。

mode
「mode」を参照。

request
ユーザーが設定したパイプ・タイマー。

sbtbufinfo

このファンクションは、Oracleが、SBTレイヤーで割り当てられているI/Oバッファのサイズおよび数を検出する必要がある場合にコールされます。これは、非常に高速で、ブロックは発生しません。

待機時間: 1ミリ秒未満

パラメータ: なし
sbtgetbuf

このファンクションは、Oracleがバックアップ・ジョブ時のI/Oに使用するI/Oバッファを1つ取得します。

待機時間: 1ミリ秒未満

パラメータ: なし
sbtmapbuf

複数プロセスのバッファ管理を容易に行うために使用される内部機能です。これは、非常に高速で、ブロックは発生しません。

待機時間: 1ミリ秒未満

パラメータ: なし
sbtrelbuf

このファンクションは、SBTレイヤーにより多くのデータを入れられるように、リストア・ジョブ中にすでに処理されたI/Oバッファを解放します。これは、非常に高速で、ブロックは発生しません。

待機時間: 1ミリ秒未満

パラメータ: なし
scginq AST call

リソース上で保持されている最上位ロック・モードを検出するために、セッションによってコールされます。

待機時間: 最大0.2秒。ただし、NULLモード取得ASTが起動されるまで待機は継続します。

パラメータ: なし
SGA: allocation forcing component growth

MMANがメモリーを獲得してポストするまで、4031の後の自動チューニングSGAにより即時モードでのメモリー送信で待機するプロセスです。

待機時間: 10ミリ秒

パラメータ: なし
SGA: MMAN sleep for component shrink

コンポーネントの静止グラニュルを完全に空にしようとしている間、自動チューニング・メモリー・リクエストを満たすために自身を待機してポストするためのMMANです。リリース10.1では、このイベントの名前はwait for SGA component shrinkでした。

待機時間: 10ミリ秒

パラメータ 説明

P1
component_id(メモリー・プールに相当)

P2
グラニュル単位のカレント・サイズ

P3
グラニュル単位のターゲット・サイズ

SGA: sga_target resize

SGAターゲットのサイズが変更されている間に待機するメモリー・サイズ変更リクエストです。リリース10.1での名前は、wait for sga_target resizeでした。

待機時間: 10ミリ秒

パラメータ: なし
Shared IO Pool Memory

共有I/Oプール・バッファが使用可能になるまで待機します。このイベントが発生するのは、複数のプロセスがI/Oのためにこれらのバッファを使用しており、これらのバッファのうち1つが共有I/Oプールに解放されるのを現行のプロセスで待機する必要がある場合です。

待機時間: 10ミリ秒

パラメータ: なし
single-task message

このイベントは、シングル・タスクの実行中にセッションが実行可能プログラムのクライアント側の作業を待機していることを示します。

待機時間: このセッションのユーザー・アプリケーション内での処理に費やした合計経過時間

パラメータ: なし
smon timer

これはSMONの主要なアイドル・イベントです。SMONは、タイムアウトするか、別のプロセスによって転送されるまでの大部分の時間、このイベントを待機します。

待機時間: 5分(300秒)

パラメータ 説明

sleeptime
SMONがこのイベントの待機を試行する時間(秒)。

failed
なんらかのエラーが発生した場合にSMONが転送された回数。

SQL*Net break/reset to client

サーバーは、ブレークまたはリセット・メッセージをクライアントに送信します。サーバー上で実行中のセッションは、クライアントからの応答を待ちます。

待機時間: ブレークまたはリセット・メッセージがクライアントから戻るまでに必要な実時間

パラメータ 説明

driver id
「driver id」を参照。

break?
「break?」を参照。

SQL*Net break/reset to dblink

SQL*Net break/reset to clientと同じですが、この場合のブレーク/リセット・メッセージは、データベース・リンクを経由して別のサーバー・プロセスに送信されます。

待機時間: ブレークまたはリセット・メッセージが他のサーバー・プロセスから戻るまでに必要な実時間

パラメータ 説明

driver id
「driver id」を参照。

break?
「break?」を参照。

SQL*Net message from client

サーバー・プロセス(フォアグラウンド・プロセス)は、クライアント ・プロセスからのメッセージが到着するまで待機します。

待機時間: クライアントに最新のメッセージを送信してから、クライアントからメッセージが到着するまでに必要な時間

パラメータ 説明

driver id
「driver id」を参照。

#bytes
サーバー(フォアグラウンド・プロセス)がクライアントから受信したバイト数。

SQL*Net message from dblink

セッションは、サーバー・プロセス(フォアグラウンド・プロセス)がデータベース・リンクを経由して別のサーバー・プロセスからメッセージを受信するまで待機します。

待機時間: 別のフォアグラウンド・プロセスへのメッセージを送信してから、そのサーバー(フォアグラウンド・プロセス)からのメッセージが到着するまでに必要な時間

パラメータ 説明

driver id
「driver id」を参照。

#bytes
サーバー(フォアグラウンド・プロセス)がデータベース・リンクを経由して別のフォアグラウンド・プロセスから受信したバイト数。

SQL*Net message to client

サーバー(フォアグラウンド・プロセス)はクライアントにメッセージを送信しています。

待機時間: 送信に必要な実時間

パラメータ 説明

driver id
「driver id」を参照。

#bytes
サーバー・プロセスがクライアントに送信したバイト数。

SQL*Net message to dblink

サーバー・プロセス(フォアグラウンド・プロセス)は、データベース・リンクを経由して別のサーバー・プロセスにメッセージを送信しています。

待機時間: 送信に必要な実時間

パラメータ 説明

driver id
「driver id」を参照。

#bytes
サーバー・プロセスがデータベース・リンクを経由して別のサーバー・プロセスへ送信したバイト数。

SQL*Net more data from client

サーバーは、すでに開始されている操作で、そのクライアントのシャドウ・プロセスに追加データを送信するためにクライアントで待機中です。

待機時間: データの受信に必要な時間(待機中の時間を含む)によって異なります。

パラメータ 説明

driver id
「driver id」を参照。

#bytes
クライアントから受信したバイト数。

SQL*Net more data from dblink

フォアグラウンド・プロセスはデータベース・リンクからの追加データを待っています。

待機時間: データベース・リンクからのデータ読取りに必要な合計時間(データ到着までの待機中の時間を含む)。

パラメータ 説明

driver id
「driver id」を参照。

#bytes
受信したバイト数。

SQL*Net more data to client

サーバー・プロセスは、クライアントへの追加データまたはメッセージを送信しています。クライアントに対する前回の動作も送信でした。

待機時間: 送信が完了するまでに必要な実時間

パラメータ 説明

driver id
「driver id」を参照。

#bytes
クライアントに送信されているバイト数。

SQL*Net more data to dblink

このイベントは、サーバーがデータベース・リンクを経由して再びデータを送信していることを示します。このデータベース・リンクを経由した前回の動作も送信でした。

待機時間: データを他方のサーバーに送信するために必要な実時間

パラメータ 説明

driver id
「driver id」を参照。

#bytes
データベース・リンクを経由して他方のサーバー・プロセスに送信されるバイト数。

switch logfile command

セッションはユーザー・コマンドSWITCH LOGFILEが完了するまで待機します。

待機時間: 5秒

パラメータ: なし
timer in sksawat

セッションは、アーカイバ(ARCH)非同期I/Oが完了するまで待機します。

待機時間: 0.01秒

パラメータ: なし
transaction

ブロック・トランザクションがロールバックされるのを待機します。トランザクションのロールバックが完了するまで待機を継続します。

待機時間: 1秒

パラメータ 説明

undo seg#
ロールバック・セグメントID。

slot#
ロールバック・セグメント内のスロットID。

wrap#
各トランザクションごとに増加する順序番号。

count
セッションがトランザクションを待機した回数。

unbound tx

セッションは、すでに開始されているトランザクションの中に、ロールバック・セグメントが関連付けられていないものがあるかどうか、確認するために待機します。

待機時間: 1秒

パラメータ: なし
undo_retention publish retry

この待機が発生する原因は、2つあります。ALTER SYSTEM SET UNDO_RETENTIONを発行するセッションは、クラスタ再構成が行われる間、このイベントで待機する場合があります。あるいは、最大UNDO_RETENTIONの判別を試みる間、バックグランド・プロセスMMNLはクラスタ再構成を待機する場合があります。

待機時間: 1秒

パラメータ 説明

P1
再試行の発生場所を特定します。Id = 1は、最大undo_retentionネームスペースに公開している間再試行します。Id = 2は、イテレータが最大undo_retentionネームスペースにアクセスしている間再試行します。

P2
再試行数(最大再試行数は5)

undo segment extension

ロールバック・セグメントが拡張または縮小されています。セッションは、ロールバック・セグメントの操作が完了するまで待機する必要があります。

待機時間: 0.01秒

パラメータ 説明

segment#
拡張または縮小されているロールバック・セグメントのID番号。

undo segment recovery

PMONは、無効になったトランザクションをロールバックしています。ロールバックが完了するまで待機を継続します。

待機時間: 3秒

パラメータ 説明

segment#
ロールバックされているトランザクションを含むロールバック・セグメントのID。

tx flags
ロールバックされているトランザクションに設定されたトランザクション・フラグ(オプション)。

undo segment tx slot

選択したロールバック・セグメント内でトランザクション・スロットが使用可能になるまで待機します。スロットが使用可能になるまで待機を継続します。

待機時間: 1秒

パラメータ 説明

segment#
ロールバックされているトランザクションを含むロールバック・セグメントのID。

virtual circuit status

セッションは、statusに示されたメッセージ・タイプがバーチャル・サーキットから戻されるまで待機します。

待機時間: 30秒

パラメータ 説明

circuit#
待機している対象のバーチャル・サーキット番号。

status
セッションが待機しているメッセージ・タイプ。

WMON goes to sleep

UNIX固有の待機モニターであるWMONを使用すると、Oracleでの転送または待機用のタイマー設定に関連するシステム・コールの数を減少させることができます。WMONプロセスを使用可能にするための初期化パラメータを設定する必要があります。

待機時間: 次のタイムアウトによって異なります。

パラメータ: なし
write complete waits

セッションはバッファが書き込まれるまで待機します。この書込みは標準エージングまたはインスタンス間コールによって発生します。

待機時間: 1秒

パラメータ 説明

file#
ロールバックされているトランザクションを含むロールバック・セグメントID。

block#
ロールバックされているトランザクションに設定されたトランザクション・フラグ(オプション)。

id
待機の理由。

writes stopped by instance recovery or database suspension

セッションは、インスタンス・リカバリを起動したインスタンスが完了するまでブロックされます。

待機時間: 5秒

パラメータ 説明

bythread#
ロールバックされているトランザクションを含むロールバック・セグメントID。

ourthread#
現行インスタンスのスレッド番号。

See Also:

wait-events(en)